ファシリテーター派遣とは?仕事内容や費用感について紹介
今注目を集めているファシリテーターという職業をご存知でしょうか。今回はファシリテーターの仕事内容や、ファシリテーターを外部から派遣依頼するのにかかる費用、実際にファシリテーターを活用すると有効な場面について解説します。

ファシリテーターという職業をご存知でしょうか。名前を聞いたことはあるけれど、それがなんなのかはわからないという人も多いかもしれません。今回はファシリテーターの仕事内容や、ファシリテーターに派遣を依頼するときにかかる料金、ファシリテーターの活用場面について解説します。
Contents
ファシリテーター派遣とは
ファシリテーターという職業がどんな仕事をするかいまいちわからないという人も多いと思います。まずはファシリテーターの仕事内容と、派遣依頼してできることを紹介します。
ファシリテーターとは司会進行役
ファシリテーターを簡単にいうと、イベントや会議などで司会進行を務める人のことです。
各種イベントやパーティなどの下準備から司会進行、さらには会議のまとめ役として、進行をしていく役割を担っています。
ファシリテーターにはもともと「潤滑油」という意味があるとおり、スムーズに催し事が進んでいくうえで欠かせない存在です。
司会者・MCとの違い
ファシリテーターと似た意味を持つ言葉として、
*司会者
*MC
という言葉が挙げられます。
この2つとファシリテーターとの違いは、参加者を導くかどうかという点です。
ファシリテーター、MCいずれも、イベントにおいて司会を務めますが、その大元にいるのが、司会者です
司会者には基本的に台本があり、そのシナリオに沿って司会進行をしていきます。そして、MCはイベントを進行しながらも、台本以外のことが発生した際に、それを上手にその場の雰囲気に落とし込むことが求められます。
この2つに対して、ファシリテーターの場合、ただ台本に沿ってイベントを進めていくだけでなく、参加者がその場の目的やテーマから逸れていかないように、誘導していくことが役割です。
ファシリテーター派遣の費用感
会議を円滑に進行させるお手伝いをしてくれるファシリテーターですが、ファシリテーターを派遣してもらうには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ファシリテーターの料金はかなり幅がある
ファシリテーターの料金はかなり幅があり、安いところで2時間3万円、高いところで60万〜100万円とかなりピンキリなことがわかります。これはファシリテーターとして派遣される人のスキルや経験によって、大きく差が出てしまうからです。平均で見ると10〜20万円のことが多いようです。
求める内容によっても料金が変わる
ファシリテーターを依頼するとき、どのようなパフォーマンスをしてもらうことを求めているでしょうか。ファシリテーターはただ単に司会進行の役割をするところから、専門的な知識が必要となる会議に踏み込んでまとめるところまで、さまざまな役割があります。どのような役割を求めてファシリテーターの派遣依頼をするかで料金も変わってくるため、まずは内容を伝えて、見積りを出してもらう必要があるでしょう。
交通費や宿泊費は別途
ファシリテーターを派遣してもらうとき、会議によっては遠方で行われたり、数日渡って開催されることもあるでしょう。対応エリアであれば交通費が含まれていることもありますが、遠方の場合は交通費が別途でかかりますし、宿泊が必要になる場合は宿泊費も必要です。派遣が可能か問い合わせるときは、具体的な内容を提示しましょう。
ファシリテーター派遣の主な活用場面
ファシリテーターに派遣依頼して活用できる場面には、どのような場面があるでしょうか。ファシリテーターが活躍するシチュエーションを紹介します。
ワークショップの司会進行
ファシリテーターはワークショップで活用されます。ワークショップは各地でひらかれていますが、講義のように一方的に情報を発信するのではなく、参加した人が自ら体験して学んでいくことが目的です。このワークショップの特徴こそ、ファシリテーターは活躍する理由です。
ファシリテーターをワークショップで活用することで、どのようなステップで進んでいくか、当日どのようなプログラムを組むかといった事前の準備、さらには当日の司会進行といったように、参加者をより目的に近づけるための手順が建てられます。
従業員の意見を引き出したいとき
企業においてもファシリテーターの派遣は効果的です。組織というのは大きくなれば大きくなるほど、実際に現場で働く従業員の意見が取り入れづらくなります。しかし会社が新たなチャレンジをしたり、発展を目指すとき、従業員の意見やアイデアはとても貴重です。こういった意見やアドバイスを求めるとき、ファシリテーターが入ることで、意見やアイデアを発言しやすい環境を整えることができ、忌憚のない意見やアイデアを共有することができます。こういった貴重な意見を引き出すことで従業員のモチベーションもアップしますし、組織としても大きな意味を持つでしょう。
ファシリテーターを派遣してスムーズなイベント進行を
さまざまなとことで行なわれている、ワークショップをはじめとしたイベントや企業の会議。これらは目的を明確にしないと時間だけが過ぎてしまい、有意義な時間が行なわれません。そんなときファシリテーターは「潤滑油」として活躍し、参加者を明確な目的へと導いてくれます。
また、ファシリテーターは企業における会議で、スムーズな意思決定や合意形成をサポートしてくれるのです。ファシリテーターを派遣してもらうことで、時間の無駄を省き、参加した人に有意義な時間を送ってもらうようにしましょう。