メイクアップアーティストの給料はいくら?生計を整えるために大切なこと
この記事では、メイクアップアーティストの給料(年収)についてまとめています。メイクアップアーティストは、非常に給料の幅が広い職業なので、情報に踊らされずにスキルや知識をしっかりと磨いていく姿勢で日々仕事に臨むことが求められます。

「メイクアップアーティストになったら、給料はどのくらいもらえるの?」
「メイクアップアーティストは、儲かるの?」
などなど、メイクアップアーティストの収入についての質問を受ける機会が非常にたくさんあります。
確かに、好きなことを仕事にするとはいっても、収入がどの程度になるのかについてはあらかじめ把握しておきたいですよね。
また、人生設計の上でもお金の問題は切り離せませんよね?
実際、メイクアップアーティストとしてもらえる給料は非常に幅が広いため、一概には言いにくい部分があります。
そのあたりの「幅」の部分も含め、メイクアップアーティストを目指している方の目安となるよう記事を執筆いたします。
Contents
メイクアップアーティストの給料はとても幅が広い!
最初にはっきりとさせておかなくてはならないのは、メイクアップアーティストの給料(収入)はとても幅が広いということです。
従って、最も収入が低い部分を見れば「メイクアップアーティストは稼げない」といった評判になりますし、反対に最も多くの収入を得ているメイクアップアーティストにスポットを当てると「メイクアップアーティストの仕事は非常に夢がある」ということになります。
メイクアップアーティストとしてどのレベルを目指すのかによっても変わってきますが、まずは収入の差が大きいという事実を受け止めて、裏付けの乏しい情報に振り回されないようにすることが大切です。
また、メイクアップアーティストとしての収入を増やすためには、技術や人脈などが非常に大切なので、才能だけではなく相応の努力が必要であるということもしっかりと把握しておくべきでしょう。
メイクアップアーティストの働き方の違いによる給料(収入)の差
メイクアップアーティストの給料の幅が、ダイレクトに表れやすいのは働き方の違いです。
この章では、
- アシスタント
- プロダクション・ブライダルサロン所属
- フリーランス
の3つの働き方について、解説を施していきます。
それぞれの働き方に関して、給料アップやステップアップの方法についても解説しているので、是非参考にしてください。
アシスタントは月数万円~(時給1,000円程度~)
大半のメイクアップアーティストは、アシスタントからキャリアをスタートすることになりますが、その給料は月に数万円程度ということが多いです。
(ブライダルサロンやプロダクションとしてアシスタントとして採用された場合)。
ただし、フリーランスの人気メイクアップアーティストのアシスタントをする際には、ほぼ無休での仕事となるケースもあります。
いずれの場合にせよ、アシスタントの場合には「収入を得る」ということよりも「将来のキャリアの為の下積み」」という意味合いが強く「勉強をさせてもらえる」ということに価値があると業界内では考えられています。
また、メイクアップアーティストは拘束時間が非常に長いという面もあります。
従って、出勤日は一日丸ごと仕事でつぶれることが多いという点もあらかじめ知っておきましょう。
メイクアップアーティストのアシスタント期間について
アシスタント期間・・・平均1~2年間(プロダクションやメイクアップアーティストによって異なる)
アシスタントの業務内容・・・先輩のメイクや打ち合わせを間近で学ぶ、電話のマナーや一般マナー、メイク用具のセッティングなど)
また、先輩から教えてもらうだけではなく、自ら先輩に質問や相談をしたり復習をしたりすることも大切です。
プロダクション・ブライダルサロン所属は180万~400万円
アシスタント期間を卒業して、プロダクションやブライダルサロンに本採用になった際の年収の目安は180万~400万円です。
専属メイクアップアーティストの中でも、スキルの高さ・地域性・顧客数などによって変動が大きいため、将来メイクアップアーティストになりたいと具体的に考えている方は、ご自身の地域の求人サイトなどをチェックしてみると良いでしょう。
傾向としてあるのが、メイクアップアーティストの給料は年齢や勤続年数よりも、スキルの高さや担当している顧客数・売上によって左右されるという点です。
従って、アシスタントを卒業してプロダクションのメイクアップアーティストに慣れたらOKというわけではなく、常にスキルアップを求めていく姿勢が必要です。
人気のフリーランスは年収1,000万円を超えることも!
プロダクション所属のメイクアップアーティスト以上に給料の幅が広いのが、フリーランスのメイクアップアーティストです。
月収100万円を超える方や、人気のフリーランスメイクアップアーティストもいれば、知人やなじみの方々を中心にメイクを担当している方もいます。
人気のメイクアップアーティストになればなるほど、テレビや雑誌などへの露出が増えることでうなぎ上りに収入が増える可能性もあります。
このように人気が出るメイクアップアーティストはごく一部ではありますが、技術力や営業力を磨くことでこのように大きな収入を得られる可能性があります。
メイクアップアーティストと副業収入
メイクアップアーティストを副業として、空いた時間に好きなことを楽しんだうえで収入を得るという方法があります。
あるいは、メイクアップアーティストとしての実績・結果を十分に発揮したうえで、関連する副業をすることで収入を得るという方法もあります。
この章では、副業とメイクアップアーティストとの関連について紹介します。
週末だけ好きなメイクをして収入を得るという選択肢!
メイクアップアーティストの仕事は、副業としても注目されています。
拘束時間が長く「自由な時間が取りづらい」と言われるメイクアップアーティストですが、例えば週末のみフリーランスとして受注するといった働き方を選択することで、他の仕事とメイクアップアーティストとの仕事を両立させることができます。
このような働き方を選択する場合、過去の実績や技術が重要になるため、プロダクションやブライダルサロンなどでメイクアップアーティストとして働いた経験のある方などにおすすめの方法です。
人気のメイクアップアーティストはセミナー講師や美容系YouTuberという選択肢も!
有名人のメイクを担当したり、雑誌やテレビなどのメディアで取り上げられるほどの人気メイクアップアーティストの場合、セミナー講師として次世代の人気メイクアップアーティストを育成したり、美容系のYouTuberとして情報を発信したりすることも可能です。
これらの働き方をすることで、新たなファンを獲得し、より人気を高めることにもつながります。
あるいは、YouTubeやInstagramなどで多くのファンを獲得することにより、メイクアップアーティストとしての箔をつけて、フリーランスの案件の単価を高く設定するといった可能性も考えられます。
まとめ
メイクアップアーティストは、非常に給料の金額の幅が広い職業です。
さまざまな情報がありますが、情報に踊らされないためには、スキルや営業力をしっかりと身につけていく姿勢が必要です。
アシスタント・プロダクションやブライダルサロンに所属・フリーランスといった働き方によって収入も大きく変わりますが、学ぶ姿勢やスキルが重要であることは全ての働き方に共通しています。