イベント仲間探しマッチングサービス Oul Events

音楽業界の現状はどうなっている?将来の展望は?

この記事では、音楽業界の現状(CDの市場規模など)や、現状に基づく将来予測について解説しています。CDの売上が伸びにくい状況であることは事実ですが、ライブやインターネットの活用においては伸びています。従って、音楽業界で生き残るためには、工夫を凝らしていくことが不可欠です。

2020/12/30
DJ
  • f
  • t
  • B!
オレンジを背景にapple musicとspotifyが並ぶ

「音楽業界の現状はどうなっているの?」
「音楽業界の現状を踏まえて、ミュージシャンを目指すにはどうすればいい?」
「今後、音楽業界はどうなっていくの?」

音楽業界で成功するためには「売れる」ことが大切ですが、そもそもCDはどの程度売れるのでしょうか?
市場規模や現状の傾向を把握できれば、将来の動向を探ったり、音楽業界で活躍するため身に付けるべき能力を、イメージしやすくなるのではないかと思います。

この記事では、音楽業界の動向を踏まえたうえで、将来の予測についても解説していきます。

音楽業界の現状

【音楽業界の現状】音楽業界の単語が並ぶ

まずは、音楽業界の現状について見ていきましょう。
「CD不況」と言われる状態が続いていますが、日本の音楽業界はちょうど、過渡期にあると言えるかもしれません。

CDの市場規模

音楽ソフト・音楽配信の売上

Photo via Garbagenews

「CDが売れなくなった」という話は、さまざまなところでよく耳にされると思います。

実際、CD販売の減少は、データでも確認できます。
CD・DVDなど音楽ソフトの売上高は、ピーク時の1998年では6,075億円でしたが、2019年は2,291億円と、3分の1程度にまで減少しています。

国内でCDが売れない理由

いわゆるCD不況が続いている状況には、さまざまな理由があります。

  • 消費者の趣味が多様化しているため
    音楽以外のさまざまな趣味を楽しむ消費者が増えていると同時に、音楽の好みに関しても多ジャンル化しています。
    また、個人の嗜好の多様化は、テレビをはじめとしたマスメディアの影響力低下という点でも、CDのセールスに影響していると考えられます。

  • 音楽配信や動画ストリーミングサービスなど、CDを購入しなくても楽曲が聴ける環境が整っているため
    消費者にとっては、配信サービスの方が安く(あるいは無料で)楽曲を聴け、CDのように保管に場所を取られないメリットもあります。

衰退しているといわれる音楽業界で伸びているものは?

明るい緑の自然のボケ背景に植物、新しい生活、ビジネスの経済的進歩の育成。農園芸。種から若木への植物の成長の進化

前章でご紹介したように、CDの国内市場は小さくなっていますが、音楽業界全体が衰退しているわけではありません。
音楽業界の中で、伸びている分野もあるためです。
また、CD販売に関しては日本だけでなく、多かれ少なかれ世界的に市場規模が縮小しており、CDが売れないのは時代の流れであるともいえます。

この章では、現状、日本国内の音楽業界で伸びているものについて解説します。

音楽配信

CD販売に変わる大きな収入源として期待されているのが、楽曲配信です。
実際、欧米などでは「Sportify」をはじめとした楽曲配信サービスが人気を集め、音楽業界をV字回復に導いています。

日本でも、「Sportify」や「LineMusic」など、音楽配信サービスの利用率が徐々に高まっています。

ただし、日本国内の楽曲配信サービスは、まだ過渡期の段階にあります。
CD販売と比較すると、販売時のレコード会社やミュージシャンの収益が少ないことなどから、配信サービスでは販売しないことも多いためです。

ライブ

プラス成長を維持

Photo via PIA

「ぴあ」の発表によると、ライブ・コンサートの市場規模は年々増加しています。
音楽関連の国内のライブ市場規模は、2009年が1,543億円であるのに対し、2018年は3,875億円と、2倍以上もの売上高にまで伸びています。

3,875億円のうち約8割を、ポップス分野のアーティストによるアリーナ・ドームツアーが占めています。

また、ライブ動員数に関しても、2018年には5,043万人を動員しています。
国民のおよそ2.4人に1人の割合で参加していると考えると、ライブがいかに多くのファンを魅了しているのかが、わかるのではないでしょうか?

逆にいえば、ライブでの集客力のあるアーティストは、CDが売れにくい時代でも、しっかりと音楽業界で活躍することができます。
実際、CDのリリースやテレビ番組への出演はそれほどないものの、ライブ活動を積極的におこない、メインの収入源としているミュージシャンも少なくありません。

ただし、2020年に関しては新型コロナウイルスの影響により、多くのライブ活動が中止または延期となってしまいました。

音楽フェス

音楽フェスの市場規模と動員数の推移

Photo via Graph Stock

近年、勢いのあるイベントとして数えられるのが、音楽フェスです。
「ぴあ総研」が公表しているデータによると、2010年と比較して、2018年は2倍近くの売上額になっています。

3大フェス(フジロック・サマーソニック・ロックインジャパン)の他、北海道で夜通しのライジングサンや年越しのカウントダウンジャパンなど、さまざまなフェスが開催され、ファンを熱狂させています。

現状から予想される音楽業界の未来とは?

2021年、2022年、2023年、2024年、2025年の予測

音楽業界の現状を踏まえ、今後音楽業界がどのようになるのか予測してみましょう。
結論からいえば、音楽を聴くスタイルや収益源など変化が見られる可能性はありますが、一般消費者に音楽・ミュージシャンが変わらず愛され続けるのは間違いないでしょう。

そんな中、今後の音楽業界で活躍するため必要な要素や、予想される動向について考えてみましょう。

オンラインの活用が不可欠

海外では既に、CDの販売に変わり、サブスクリプション制の音楽配信サービスが主流となっています。

また日本国内でも、音楽系YouTuberや、インターネットから有名になったミュージシャンである米津玄師さんの活躍など、音楽業界もインターネットと切り離しては考えられない状況になっています。
2020年には、瑛人さんの「香水」やYOASOBIの「夜に駆ける」のブレイクもありました。

今後も、音楽のプロモーションや販売スタイルにおいて、さまざまな形でオンラインが活用されることになるでしょう。

新型コロナウイルスにより大きな影響を受けたライブも、今後の状況次第で、オンラインでの実施が増えるのではないでしょうか。

海外でのセールスも視野に

K-POPの活躍もあり、海外の若手世代への、アジアの音楽や文化の人気が高まっています。
インターネットでいつでも気軽に音楽が視聴できる時代であることも踏まえ、日本のポップスやダンスミュージックも、今後はより海外のファンにも親しまれるようになるのではないでしょうか?

例えば「ONE OK ROCK」は、すでにアメリカでも人気を博しています。
また、アメリカで最も権威ある音楽賞であるグラミー賞に、ノミネートした日本人ミュージシャンもいます。

以前は、海外で楽曲をリリースする日本人ミュージシャンはそれほど多くいませんでしたが、インターネットの活用などにより、従来より手軽にできるようになりました。
音楽配信は、CD販売に比べ収益単価が低いと言われますが、海外のマーケットを狙う意味ではプラスに影響する可能性もあります。

まとめ

日本の音楽業界は、一時に比べCDが売れにくい状況にあることは確かです。
しかし海外では、定額制の音楽配信サービスが主流になっていることや、インターネットを活用したミュージシャンが徐々に増えている現状を踏まえると、音楽業界は今まさにスタイル変化の過渡期にあると考えられます。

今後、ミュージシャンなど音楽業界に関わって生活していくためには、音楽の技術だけでなく、音楽業界でどのようなスキルや知識が求められているのかを知ることが大切です。
そして、現状を踏まえ国際的な活躍を目指したり、楽曲販売やライブ活動以外の収益源を確保することが、ミュージシャンとしての活躍度合いに大きく影響するのではないでしょうか。

RELATED ARTICLE関連記事