ダンサーになるには何が必要?絶対に押さえておきたいポイントとは
この記事では、プロのダンサーになるために押さえておきたい働き方やスキルについて解説しています。ダンサーの注目度は高まっていますが、ポイントをきちんと押さえていなければ収入が不安定になるため、ポイントを押さえることが不可欠です。

「ダンスが大好きだから、将来はプロのダンサーになりたい」
と考えている方のなかには、プロダンサーになるには何が必要なのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
趣味やクラブでダンスに打ち込むのと、ダンスを職業としてお金を稼ぐのとでは、大きな違いがあります。
将来の職業としての道筋が決まっていなければ、目標設定がしづらかったり、モチベーションが上がりにくかったりするなどの問題も生じるでしょう。
この記事では、プロのダンサーになるには何が必要なのかについて解説します。
Contents
ダンサーになるにはどうすればいい?
ダンサーになるための基本的な方法は、「プロダクションに所属する」働き方と「フリーのダンサーになる」働き方との2種類あります。
仕事を得られるだけのテクニックや技術が必要であるという点ではどちらも共通しますが、働き方としては大きく異なるため、まずは違いを認識することが大切です。
プロダクションに所属する
プロダクションに所属すると、ダンサーとしての仕事をプロダクションから紹介してもらえます。
例えば、テレビ番組や舞台作品への出演オファーや、イベント会場やテーマパークでのパフォーマンス依頼などです。
また、単に仕事を紹介してもらえるだけではなく、スケジュール調整や広報の窓口としての仕事などのバックグラウンド業務に関しても、プロダクションに任せられます。
イメージとしては芸能プロダクションのイメージに近いといえるでしょう。
プロダクションに加入をすると、ダンスに集中できる環境が整いやすいほか、仕事を受けられる機会が増えます。
しかし、プロダクションに所属しているからといって安泰というわけではありません。
プロダクションに所属していても、たくさんの仕事を得られなければ、十分な収入は得られません。
(固定給制度のプロダクションであっても、仕事が増えなければ契約を打ち切られてしまったり、給料が増えなかったりして、安定的な収入にはつながりません)
また、プロダクションの管理費用が発生する分、出演料の内のいくらかはプロダクション側の取り分になります。
具体的な割合や給与額はプロダクションとの割合によって決まりますが、プロダクションに所属するのはあくまでもダンサーの働き方の一つです。
大小さまざまなプロダクションがあり、所属するためには必ずオーディションに合格しなくてはなりません。
フリーのダンサーになる
プロダクションには所属するフリーのダンサーとして活躍する方法もあります。
フリーのダンサーの大きな特徴は、個別の案件ごとにギャランティが入ってくるという歩合制をとっている点です。
また、全ての業務をダンサー自身がおこないます。
スケジュール管理・オーディション管理・出演料の交渉・ダンスの実演など、ダンサーとしてやるべきことはたくさんあります。
特に実績が少ない若手の頃は、イベント出演のために、オーディションに参加して案件を獲得していかなくてはなりません。
しかし、安定して案件が取得できるようになれば、出演料をすべてダンサー自身が受け取れるという利点があります。
プロダクション所属とフリーランスのどちらが良いのかは一概には言えませんが、多くの出演依頼を勝ち取れるような実力派のダンサーになることが不可欠です。
ダンサーになるには押さえておきたい必須のスキル!
多数の出演依頼が舞い込む、あるいはイベントのオーディションに勝ち抜くためには、ダンサーとしてどのようなスキルを磨けばよいのでしょうか?
この章では、ダンサーとして押さえておきたい必須スキルを3つ紹介します。
ダンサーとして安定した収入を得るために必ず押さえておきたい点であるため、ぜひこの章で紹介するポイントを意識しながらスキルを磨いてください。
ダンスの技術
プロダンサーの全ての土台になるのは、基本のダンステクニックです。
ヒップホップ・ハウスポップ・ジャズ・ベリーダンス・ミュージカルダンスなど、ダンスのジャンルはさまざまですが、自身のダンスのレベルを磨いてプロとしての技術を極めましょう。
他ジャンルのダンスについて学ぶことも、表現力を高めるのに効果的です。
音源制作などのテクニック
ダンスは、音楽・ショー・芝居などとの総合エンターテイメントです。
従って、ダンスのほかに、音楽制作や動画の編集などの技術・知識を学ぶことで、仕事の幅を大きく広げられます。
必須スキルというわけではありませんが、他のダンサーとの差別化をはかるためにも、ぜひ意識しておきたいポイントです。
また、これらの総合的な演出テクニックは、ダンサーを引退した後のキャリアなどにもとても役立ちます。
情報収集力
ダンサーとして仕事を得るには、いつ・どこで・どのようなオーディションが開催されるのか?といった情報を漏れなくカバーすることが大切です。
また、ダンスの流行や海外のトレンドなどについて精通していると、時代の最先端の洗練されたダンスを披露できるようになります。
従って、仕事を受注するためにも、継続して仕事を得るためにも、情報収集力はとても重要です。
情報収集力を高めるためには、ダンサーとしての横のつながりなどの人脈形成も意識すると良いでしょう。
ダンサーになるにはこれも必要?疑問に回答
国内トップレベルのダンサーのなかには、海外で活躍している方が多いので、プロのダンサーになるためには海外留学や専門学校への通学などが必須なのではないか?と考える方もいます。
この章では、プロのダンサーを目指す方が抱いているこれらの疑問について解説します。
海外経験や語学力は必要?
海外留学や海外での仕事の経験がなければ、国内で一流のダンサーになれないわけではありません。
重要視されるのは、あくまでもダンサーとしてのテクニックや表現力の高さです。
そして、日本国内でも、ダンスを本格的に学べる環境は多く整っています。
とはいえ、海外で学べる機会があれば、有益であることは間違いありません。
また、プロとしてデビューしてから、海外での仕事のオファーが届いたり、留学をするチャンスに恵まれたりすることもあるかもしれません。
今すぐ海外留学するチャンスに恵まれなくとも、来るときのために備えて英語学習をするのはオススメです。
学歴や資格が必要?
ダンサーになるために、学歴や資格は不要です。
しかし、国内にはダンサーを養成する専門学校やダンススクールがあります。
これらの学校の多くでは、第一線で活躍する一流のダンサーや実績のあるダンサーから、プロのダンサーになるために必要なスキルを学べます。
したがって、ダンサーを目指す方にとっては、専門学校やダンススクールに行くことで有意義な学びが得られる可能性は高いです。
ダンスのジャンルによっては、資格取得によってスキルを高めるのも効果的です。
ダンサーとしての学歴や資格は、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
学歴(専門学校):ダンサーの専門学校の選び方|プロ志望にオススメのスクール5選
資格:ダンサーに資格は必要?キャリアアップに役立つ資格5選
まとめ
ダンサーになるために最も根底になるのは、ダンスのテックニック・技術です。
ただし、ダンスのプロになるには技術だけでは、十分であるとはいえません。
例えば、音楽制作などの技術を磨いてエンターテイメントとしての完成度を高めたり、情報収集力を高めてアンテナを張ったりすることなどが大切です。
また、必須ではありませんが海外で実績を積んだり、専門学校やダンススクールで学んだりして、仕事の幅を広げるのも良いでしょう。