ダンサーに資格は必要?キャリアアップに役立つ資格5選
ダンサーは資格がなくても、実力や実績次第でおおいに活躍できる職業です。とはいえ、資格はダンサーとしての実力を証明したり、キャリアの幅を広げたりするために、大いに役立ちます。この記事では、おすすめ資格を5つご紹介しています。

ダンサーを目指している方の中には、資格を取得すべきかどうか迷っている方や、資格を取得したいけどどの資格を取得すればよいかわからないという方がいるかもしれません。
ダンサーは、資格が必要とされる仕事ではありませんが、資格取得にはさまざまなメリットがあります。
この記事では、ダンサーが資格を取得する必要性について改めて触れたのちに、キャリアアップにつながる5つのオススメ資格をご紹介しています。
キャリアアップを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ダンサーになるために資格は必要?
ダンサーは、資格必須の職業ではありません。
しかしながら、よほど有名な一部のダンサーを除き、テクニックの高さを証明することはとても大切です。
ダンサーがイベントや舞台の仕事を得るには、その都度開催されるオーディションに合格しなくてはならないためです。
オーディション内でできることも限られているため、オーディションの場で客観的に技術の高さを証明できるものがあれば役立ちます。
また、ダンサーの仕事はプレーヤーのみではありません。
専門学校やダンス教室のインストラクターや、教育やセミナーの講師として活躍する道もあります。
特に学校でダンスが必修化されることもあり、教育分野でもダンスが注目されています。
そのように広い視野で考えれば、ダンサーにとって役立つ資格は数多くあります。
ダンサーのキャリアに役立つ資格5選
ダンサーは注目度が高いため、関連資格が多数あります。
資格が多数あるなかで、資格をキャリアに活かすために大切なことは、役立つ資格を選ぶことです。
この章では、ダンサーにおすすめの資格を5つご紹介します。
ストリートダンス検定
ストリートダンス検定は、自分自身のダンスのレベルを知り、格好よくダンスしたい方を対象とする検定試験です。
1年に2回の開催で、ダンスの実演によって審査がおこなわれます。
試験は、1級~10級までにクラスが分かれています。
試験後に第一線で活躍するプロからアドバイスを受けられる点も好評です。
小学生から受験でき、子どもから大人まで幅広い層のダンサーが受験している認知度の高い試験であることから、エンターテイメントのダンサーとしてオーディションに参加したり就職したりする際に有利に働きます。
ダンスジャンルに関しても、ヒップホップ・ロック・ジャズ・ハウス・ブレイク・ポップと幅広くカバーしています。
ダレデモダンス検定
ダレデモダンス検定は、子どもからシニア・ビギナーからインストラクターレベルの方まで、誰でもチャレンジできるダンス検定です。
エイベックスが協賛していることもあり、著名なダンサーが審査員に名前を連ねています。
ベーシックライセンス・・・基礎レベル。規定の講習を受講すると取得できます。
アドバンストライセンス・・・ベーシックライセンス取得後に、試験に合格すると取得できるダンス上級者レベルの資格です。
インストラクターライセンス・・・公認スタジオでインストラクターとして指導できます。講習の受講と、検定試験を合格することでライセンスを取得できます。
マスターライセンス・・・最高レベルのライセンスです。ダレデモダンスの指導者養成講習の開催が許可されます。
ダンス教育指導士
ダンス教育指導士は、ダンス教育に関連する資格です。
ダンス教育指導士の資格取得前に、認定ダンス指導員2級の取得が必要です。(認定ダンス指導員は、指定講座を受講することで取得できます)
「ダンス指導士のメイン資格」であり、ダンスと教育の両面で高い専門性をアピールできます。
学校などの教育機関で、ダンス指導をしたい方に特に役立つ資格です。
ダンスが小学校で必修化されるなか、ダンスと教育の両方をアピールできるという点で、時代のニーズに強くマッチしている資格であるともいえます。
ダンス教育指導士は、以下の3種類があります。
Basic・・・教員や学生など幅広い方がターゲットです。試験で基準点を取得することで取得可能です。
Advanced・・・Basicの取得者は、Advanced講座受講+試験合格で、より高度な専門性をアピールできます。
Expert・・・Advanced取得者は、Expert講座受講+試験合格により、ダンス教育指導士としての最高難度のExpertとして認定されます。
ダンス教育指導士は、スキルアップ講習などが開催されているため、ダンス指導のスキルを高めたい方におすすめの試験です。
また、協賛企業が多くマスコミからの注目も高いため、社会的信用の高い資格です。
主催の一般社団法人ダンス教育振興連盟は、厚生労働省・スポーツ庁の後援を受けている団体という点も、信用性の高さにつながっています。
認定ダンス指導士
認定ダンス指導士は、ダンサーやインストラクターなどダンスの実技指導を中心におこなっている方向けの資格です。
前述のダンス教育指導士と同じくダンス教育振興連盟が主催している資格試験です。
認定ダンス指導士に関しても、以下のように3つのレベルがあります。
(ダンス教育指導士と同様、認定ダンス指導員準1級の受験資格として認定ダンス指導員2級をあらかじめ取得する必要があります。
認定ダンス指導員(準1級)・・・ダンサーやインストラクターなど、実技指導がメインの方向けの資格。
認定ダンス指導員(1級)・・・準1級取得者が、試験に合格することで取得できます。
認定ダンス指導士・・・1級取得者が、認定講座取得+試験合格にて資格取得できます。
ダンス教育指導士と同様、とても注目度の高い資格試験です。
更新が必要ないため、一度資格を取得すれば将来的に有効という点も大きなメリットです。
エイベックス・ストリートダンス検定
エイベックス・ストリートダンス検定は、HIPHOPとJAZZに関するダンスのスキルを証明できる検定です。
それぞれ1級~6級までのクラスに分かれています。
大きな特徴は、HIPHOPの2級~6級までに関しては、自宅でアプリを使って受験できる点です(HIPHOP1級とJAZZは、会場受験です)。
小学生から受講できますが、上級になるほど難易度があがり合格率も厳しくなります。
資格合格に向けての学習でダンスの基本スキルを身につけられ、合格するとライセンスカードが発行されます。
主催:エイベックス株式会社
まとめ
ダンサー関連資格を取得すると、以下のメリットが得られます。
- ダンサーとしてのスキルを高められる
- スキルの高さを対外的に証明できる
- ダンサーとしての仕事の幅を広げられる
取得する資格によって、それぞれダンスのジャンル・レベル・仕事の方向性などが異なるため、資格の目的やターゲット層などをチェックしながら目指す資格を選ぶことが大切です。
ぜひ、ダンサーとしてのスキルを高めるために、今回ご紹介したおすすめ資格をチェックしてください。