メイクアップアーティストは道具が命!必須の基本道具とその選び方
この記事では、メイクアップアーティストにとって大変重要な、道具について解説しています。道具とは、ベースメイク・ポイントメイク・メイク小物などのことです。道具は、個性を表現するためにもクライアントの要望を満たすためにも、こだわりをもって選びましょう。

メイクアップアーティストの技術やセンスは、さまざまな道具によって支えられています。
第一線で活躍しているメイクアップアーティストの多くは、道具の一つひとつにもこだわりをもっています。
これからメイクアップアーティストを選ぶ方も、どのように道具を選ぶべきなのかは必ず押さえておきたいところです。
この記事では、メイクアップアーティストが仕事で使用する道具を種類別に紹介し、さらにメイク道具を選ぶ際のポイントについて解説します。
Contents
メイクアップアーティストが揃える道具一式
メイクアップアーティストが仕事をする際には、必ず道具が必要です。
まずは、メイクアップアーティストが普段どのような道具を使って仕事をしているのかチェックしましょう。
メイクアップアーティストの道具は多岐にわたりますが、メイク関連の専門学校に入学する際には入学時にこれらの道具を一式学校で、セットで購入することになります。
ベースメイク
- 化粧水(プレ化粧水)
- 乳液、クリーム
- 日焼け止め
- ファンデーション
- フェースカラー
ベースメイクは、顔全体にほどこす全体の基本となるメイクのことです。
ベースメイクは、肌の調子を整えたり、化粧のノリをよくしたりするために用いられ、まずはベースメイクからおこなうのが基本です。
化粧水で肌を整えたあとにファンデーションで顔の表面の凸凹を調整することで、メイクが崩れにくくなります。
屋外でのロケの際には、日焼け止めは必須です。
また、肌の色を調整するためにコントロールカラーを用いることもあります。
ポイントメイク
- シャドー
- アイライナー
- マスカラ
- アイブロー
- チーク
ポイントメイクは、メイクアップアーティストの腕の見せ所といえるでしょう。
シャドーやアイライナーなどのアイメイクでモデル(クライアント)の目元を引き立たせたり、チークを使って女性らしい華やかな印象を持たせたりするなど、さまざまな個性の発揮方法があります。
ポイントメイクの道具は、ペンシルタイプ・リキッドタイプ・パウダータイプなど、さまざまなタイプがあり用途やメイクの種類によって使い分けが必要です。
当然のことながら、同じラインのメイク道具でもカラーや質感などタイプがいくつか分かれているので、状況に応じて最適なメイク道具をチョイスするスキルが要求されます。
メイク小物
- ビューラー
- ブラシ
- スポンジ/パフ
- パレット
- コットン・ウェットティッシュ
- タオル
- 髪留め・ヘアクリップ
- ヘアブラシ
- ヘアスタイリング剤
- ネイル
メイクアップをする際には、ビューラーやブラシなどのメイク小物も必須です。
メイクアップアーティストは、CDをパレットの代わりに使用するなど、道具の使い方にもプロならではの工夫をおこないます。
もし、メイクと同時にヘアメイクまでおこなう場合には、美容師資格が必要です。
美容師資格を所有しているメイクアップアーティストは、ハサミやクシなどの美容師道具を持参する方が大半です。
バッグ
メイクアップアーティストの道具はとても多いため、収容するためのバッグも重要です。
例えば、出張サロンや長時間のイベントに対応する場合には、キャリーバックタイプのような大型のバッグが便利です。
ほかに必要な道具をすぐに取り出しやすいボックスタイプのものや、コンパクトに必要最小限のものをまとめられるポーチなどが用いられます。
バッグを使用するうえで重要なことは、ジャストサイズのものを選ぶことです。
また、メイクアップアーティストは短時間で効率よくメイクしなくてはならない場面が多いため、必要なメイク道具がすぐに利用できるようにバッグの中を常に整頓しておくことも大切です。
メイクアップアーティストが道具を選ぶ際のポイント
メイクアップアーティストの道具の選び方に関して、注意すべきポイントがいくつかあります。
プロとして活躍するには、道具の選び方についても理解しておきましょう。
モデル・タレントに合ったメイク道具を揃える
メイクは、基本的にモデルやタレントに合わせてチョイスするのが基本です。
従って、あらかじめクライアントや用途がわかっているときには、あらかじめ用途に適したメイク道具のラインナップを多めに用意するようにしましょう。
また、幅広い状況や用途に対応するには、メイク道具も幅広くそろえておく必要があります。
道具の使い方にも個性が出る
メイクアップアーティストごとに個性や特徴がみられますが、個性は道具の選び方にも現れます。
基本やトレンドを押さえたら、ご自身にとっての好みのメーカー・カラー・道具などを意識し、道具からも特徴を出せるように工夫しましょう。
ご自身で、特徴を意識しながら道具を選ぶと、なおさら道具をうまく活かせるようになります。
肌への負担を意識する
メイクアップアーティストは、その場でのメイクの見栄えだけでなく、クライアントの肌への負担にも配慮すべきです。
従って、刺激の強いアイテムは避け、できるだけ肌に負担をかけないようにしましょう。
また、クライアントの肌の状態を理解したうえで、個々の悩みに対してアプローチすることも重要です。
そのためには、肌の状態を見て状況がわかるように知識を身につけることや、コミュニケーションを通じてクライアントの考えをしっかり聞くことが大切です。
メイクアップアーティストは道具にどのくらいの費用をかけるの?
メイクアップアーティストは、基本的にある程度道具にしっかりとお金をかける傾向があります。
特に高価なコスメにこだわっていない方でも、およそ100万円~、がメイク道具にかける費用の相場といえるでしょう。
メイク道具はアイテム数がとても多く、もっと高い費用をかけているメイクアップアーティストは決して少なくありません。
ただし、メイクアップアーティストの道具はメイクの専門学校に通った方はある程度そろった状態からスタートでき、必要なものをその都度買い足す程度でも問題ないでしょう。
また、サロンやプロダクションに勤めている方は、会社側で道具を用意してくれることもあります。
道具を選ぶのもメイクアップアーティストの仕事の一つなので、メイクの好みと予算のバランスを取りながら、必要な道具をそろえましょう。
まとめ
メイクアップアーティストは、ベースメイク・ポイントメイク・メイク小物・バッグなどの道具を仕事に用います。
メイクは、クライアント一人ひとりの肌質や用途・流行によって異なるため、一通り揃えればOKというものではありません。
常に、ご自身に求められているメイクをするにはどんな道具が必要なのかを意識しながら、アイテムを探すようにしましょう。
メイク道具は、メイクアップアーティストにとってとても重要であり、選び方によって仕事の幅も広がるので、ぜひご自身にとってベストな道具を追究し続けてください。