こどもの日(端午の節句)は何する?飾り・遊び・食べ物を網羅!
「こどもの日って何する行事?」という疑問をお持ちの方に向けて、こどもの日の概要・8つの過ごし方・定番の食べ物3つを解説。飾り・遊び・イベントなどこどもの日ならではの過ごし方を幅広くご紹介します。家族で楽しい思い出をつくりたい方必見。

「こどもの日って何する行事?」
「こどもの日の飾りや食べ物について知りたい!」
このような疑問を抱いている方は多いでしょう。
祝日として設定されているのに、何もせずに過ごすのは少し勿体ないですよね。
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- こどもの日って何する日?
- こどもの日に楽しめる8つの過ごし方
- こどもの日の定番の食べ物3つ
こどもの日の過ごし方について知り、家族で楽しい思い出をつくりましょう。
Contents
こどもの日っていつ?何する日?概要を解説
こどもの日である5月5日は「端午の節句」でもあり、混同している方も多いですが、まったく別の行事です。
こどもの日は祝日法で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と定められており、男女の区別はありません。
男の子と女の子とお母さんの日だといえるでしょう。
一方で端午の節句は「男の子の健やかな成長を願う日」とされており、男の子の日だといえます。
男の子に焦点を当てた行事は、こどもの日ではなく端午の節句だと理解するとよいでしょう。
こどもの日は何する?こどもと楽しめる8つの過ごし方
こどもの日は「母に感謝する日」でもあり、親がこどもに何かしてあげる日ではありません。
とはいえ祝日の機会に、「こどもと一緒に楽しみたい!」という方も多いでしょう。
こどもと楽しめる8つの過ごし方をご紹介します。
五月人形を飾る
端午の節句には「男の子の健やかな成長を願う」意味を込めて、五月人形を飾る風習があります。
江戸時代に男の子を災厄から守るため、強さの象徴である鎧や兜を飾るしきたりがあったのが由来です。
五月人形は人形屋で購入するほか、親戚から贈られる場合もあります。
購入する場合は、鎧飾り・兜飾り・子供大将飾りなどの種類があるため、飾るスペースや予算などに合わせて選びましょう。
兜を作って遊ぶ
市販の兜を飾るほか、こどもと一緒に兜を手作りするのもおすすめです。
大きめの兜を作れば、こどもが実際にかぶって遊ぶこともできるでしょう。
兜は新聞紙とハサミさえあれば簡単に作れますが、折り紙やフェルトなどを貼って飾り付ければ、デザイン性の高い兜に仕上がります。
新聞紙やチラシではなく、段ボールで作れば頑丈な兜が作れるでしょう。
こどもの希望を聞きながら、いろいろなタイプの兜を作ってみるのも楽しいかもしれません。
鯉のぼりを揚げる
鯉のぼりは中国の故事「登竜門」に由来があり、立身出世のシンボルです。
日本では端午の節句に鯉のぼりを飾り、こどもの出世を願う風習があります。
鯉のぼりには「こどもが鯉のようにたくましく育ちますように」という願いも込められているため、「こどもの健康・成長・出世などを願う」風習として理解するとよいでしょう。
端午の節句に鯉のぼりを掲げる風習は、江戸時代から続いている伝統的な文化です。
菖蒲湯に入る
端午の節句には菖蒲湯に入る風習があります。
菖蒲湯は「菖蒲の根や葉を入れて沸かしたお風呂」で、菖蒲をそのまま入れるか、刻んで入れるかは自由です。
菖蒲は古くから邪気を払う薬草と考えられており、「無病息災」を願う意味があります。
江戸時代には「勝負」「尚武」などの言葉にかけて、「男の子がたくましく成長すること」を願うようにもなりました。
無病息災や男の子の成長を願う菖蒲湯は、端午の節句にぴったりでしょう。
こどもの日のイベントに出かける
こどもの日はゴールデンウィーク中でもあるため、家族でおでかけするとよいでしょう。
こどもの日限定で、こどもの入場料が安くなる動物園や水族館などもあります。
割引を上手く活用して、お得にレジャーを楽しめるとよいでしょう。
各地ではたくさんの鯉のぼりが揚げられるイベントや、兜づくりのワークショップなど、こどもの日ならではのイベントも開催されます。
図書館や公民館では、無料で参加できるワークショップが多く開催されているため、チェックするのがおすすめです。
記念撮影をする
こどもの成長は早いため、こどもの日の機会に記念撮影をしておきましょう。
手作りの兜をかぶった姿や鯉のぼりの側に立っている姿を撮影すれば、こどもの日らしい写真に仕上がります。
ご家庭で撮影するだけでなく、フォトスタジオなどで記念撮影をするのもおすすめです。
「和装をレンタルできる」「兜や鎧などの小道具がある」などのサービスを重視して、店舗を選ぶとよいでしょう。
体を動かす遊びをする
5月初旬は外で遊びやすい気候のため、子どもらしく広い公園で体を動かす遊びをするのもおすすめです。
こどもの日は「母に感謝する日」でもあるため、お母さんが疲れるような遠出よりも、家の近くの公園で遊ぶくらいがちょうどよいでしょう。
パンやドリンクなどをテイクアウトしてピクニックをすれば、お母さんにとっても気分転換にもなるかもしれません。
こどもの日らしさを追求する場合は、凧揚げやベーゴマなど日本の伝統的な遊びを楽しむのもおすすめです。
ホームパーティーをする
こどもの日には親戚を招いて、こどもの成長をお祝いするホームパーティーを開きましょう。
久々に会う親戚との近況報告の場にもなるはずです。
ホームパーティーの定番料理については、こちらの記事が参考になります。
⇒「ホームパーティーの定番料理15選!ゲストが喜ぶハズさないメニューを紹介」
こどもの日の食事は何にする?定番の食べ物3つ
こどもの日には地域ごとによく食べられる行事食があります。
こどもの日ならではの食べ物を用意して、特別感を味わいましょう。
こどもの日の定番の食べ物3つをご紹介します。
柏餅やちまき
関東では柏の葉で巻いた柏餅を食べるのがこどもの日の定番です。
柏の葉は「新芽が出るまで古い葉が落ちない」という特性から、「家系が絶えない」「子孫繁栄」を願う縁起物とされ、古くから親しまれてきました。
一方、関西では笹の葉や竹の皮で包んだちまきを食べるのがこどもの日の定番です。
ちまきは中国で「無病息災」の縁起物として知られており、日本にも伝わってきた食べ物です。
たけのこ料理
こどもの日の食事には、「竹のようにまっすぐ元気に育ってほしい」という願いを込めた食材として、たけのこが重宝されます。
たけのこは種類によって旬の時期が異なりますが、春に旬を迎える種類が多いため、5月初旬は美味しく食べられるでしょう。
定番のたけのこご飯のほか、若竹煮・土佐煮・天ぷらなどの料理で食べるのがおすすめです。
縁起のよい魚
成長段階によって名前が変化する「出世魚」のブリやスズキ、「勝つ男」という意味で縁起のよいカツオは、こどもの日にぴったりの食べ物です。
栄養たっぷりで、スーパーで簡単に手に入るのが嬉しいですね。
ブリの照り焼き・スズキのバターホイル焼き・カツオのたたきなどのメニューは、こどもにも人気があります。
まとめ
今回はこどもの日の過ごし方や定番の食べ物についてご紹介しました。
ご紹介した過ごし方を参考にしながら、こどもにも希望を聞くのがおすすめです。
こどもの日は家族みんなで楽しめる計画を立てて、思い出に残る一日にしましょう。